Lyrical Mute
Lyrical Mute

Pendant

Up to heart

¥80,000(税込) 残り1点

  • 色石メレMIX
  • 縦:約4.1cm(丸カン含む) 横:約3.4cm
  • 地金:18KWG(18金ホワイトゴールド)
  • 制作地:スリランカ
  • 商品番号:0318070000

※こちらトップのみの商品となっております。

※製品の性質上、小傷・内包物が認められる場合がございますので、予めご了承下さい。

※こちらは送料無料となっております。

※金色の部分は表面のみイエローゴールドのメッキがかかっております。

※ストーリーはフィクションであり実在する人物、地域は関係ございません。

※右下ピンクの石は、ストーリーの仕様上少し傷が多めに入っているものを選んでおります。予めご了承下さい。

※現在の支払い方法はカード決済のみ、
PayPal(ペイパル)を採用しています。

※海外への発送は対応しておりません。

※International shipping is not available.

※返信は手動にて行う為、お時間頂く場合がございます。

ハート型のホワイトゴールドが可愛いペンダント、アップトゥハート
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ストーリー

とある王国に心優しい貴族の女の子がいました。貴族として何不自由なく暮らしていましたが、自由はありません。立派な淑女となるため、お家のため勉学に励んでいました。

『いつかこの世界を、自由に旅できたなら。』

物心ついた頃から故郷を出て世界を見たいという望みを抱くようになりました。しかしそれは尊敬する両親の期待を裏切る行為だと、夢は胸の奥に隠して日々を過ごしていました。

ある時、町はずれにて品の良いいでたちをした絵描きのお婆さんと出会います。お婆さんは町から町へと旅をしているのだと、優しく微笑みながら旅のお話を聞かせてくれました。

一通り話すとお婆さんは、じっと彼女を見つめ「あなたを描かせてほしい。」と頼みます。その申し出を彼女が断る理由はありません、絵のモデルになる事を快く引き受けました。

慣れた筆遣いでにこやかに描き進めていきます。暫く筆を躍らせた後、ふうむと声を上げると満足げに彼女へ描き上げたばかりの絵を渡しました。

絵を見た彼女は驚き、息を呑みます。

それは自分の姿ではなく、美しい銀色で塗られた蝶が描かれているのです。言葉に困りつつも美しい絵に見とれていると、絵描きが口を開きました。

「それは本当のあなた、あなたの心。こんなにも美しく素晴らしい夢を持っているの。でも羽ばたけずにいるのね、わたしはそんなあなたを助けるためにここへ導かれたのかもしれないわ。」

そう言って絵描きは服の中にしまわれていたペンダントを取り出しました。通されていた革紐を外すと、飾り部分だけを差し出します。それは銀色の蝶と黄金の心を象り、小さな宝石がささやかに散らされています。

絵描きは深く息を吸うと、ゆっくりと丁寧に語り始めました。

「それはわたしがあなたぐらいの時に旅人から渡されたものよ。

幸運を運ぶ黄金の蝶の話は知っているでしょう。それを象っているけれどこの蝶は銀色で心が金色、この蝶は願いを叶えてくれる万能なものではないのよ。けれど、まるで蝶の羽が輝く心を下から押し上げているかのようでしょう。これは願いを叶えようとする気持ちを、後押ししてくれるお守り。

あなたにはこんなにも立派な羽がある。でもあなたは羽を広げようとしないわね。優し過ぎるのよ。家族に恩を仇で返すような生き方はできない、そうでしょう。でもあなたの人生は一度きりであなたのものよ。ただ願い、あるいは諦めたとしてもあなたは幸運を約束された物語のお姫様じゃないわ。願いを叶えるのはいつだって自分自身の力よ。

これはきっとあなたを後押ししてくれるわ。」

ペンダントを優しい眼差しで眺めたあと、絵描きのお婆さんは彼女の手にそれを握らせました。彼女は驚きつつも、ペンダントをそっと握ります。その目には少し迷いが見えるものの、とても透き通った目をしていました。

「私は……いえ、ありがとうございます。」

彼女は深く一礼すると、ペンダントと絵を大切そうに抱きしめ、くるりと向きを変えると急ぎ足で絵描きの元を去りました。

絵描きのお婆さんはそんな彼女の後ろ姿を笑顔で見送ると、胸元から一枚の古びた紙を広げて、懐かしそうに目を細めます。お婆さんはそのまま空気に馴染むように、その場から消えていきました。

「さぁ、次はあなたの番よ。」

とある王国に心優しい貴族の女の子がいました。貴族として何不自由なく暮らしていましたが、自由はありま
せん。立派な淑女となるため、お家のため勉学に励んでいました。

『いつかこの世界を、自由に旅できたなら。』

物心ついた頃から故郷を出て世界を見たいという望みを抱くようになりました。しかしそれは尊敬する両親の
期待を裏切る行為だと、夢は胸の奥に隠して日々を過ごしていました。

ある時、町はずれにて品の良いいでたちをした絵描きのお婆さんと出会います。お婆さんは町から町へと旅を
しているのだと、優しく微笑みながら旅のお話を聞かせてくれました。

一通り話すとお婆さんは、じっと彼女を見つめ「あなたを描かせてほしい。」と頼みます。その申し出を彼女
が断る理由はありません、絵のモデルになる事を快く引き受けました。

慣れた筆遣いでにこやかに描き進めていきます。暫く筆を躍らせた後、ふうむと声を上げると満足げに彼女へ
描き上げたばかりの絵を渡しました。

絵を見た彼女は驚き、息を呑みます。

それは自分の姿ではなく、美しい銀色で塗られた蝶が描かれているのです。言葉に困りつつも美しい絵に見と
れていると、絵描きが口を開きました。

「それは本当のあなた、あなたの心。こんなにも美しく素晴らしい夢を持っているの。でも羽ばたけずにいるの
ね、わたしはそんなあなたを助けるためにここへ導かれたのかもしれないわ。」

そう言って絵描きは服の中にしまわれていたペンダントを取り出しました。通されていた革紐を外すと、飾り
部分だけを差し出します。それは銀色の蝶と黄金の心を象り、小さな宝石がささやかに散らされています。

絵描きは深く息を吸うと、ゆっくりと丁寧に語り始めました。

「それはわたしがあなたぐらいの時に旅人から渡されたものよ。

幸運を運ぶ黄金の蝶の話は知っているでしょう。それを象っているけれどこの蝶は銀色で心が金色、この蝶は
願いを叶えてくれる万能なものではないのよ。けれど、まるで蝶の羽が輝く心を下から押し上げているかのよう
でしょう。これは願いを叶えようとする気持ちを、後押ししてくれるお守り。

あなたにはこんなにも立派な羽がある。でもあなたは羽を広げようとしないわね。優し過ぎるのよ。家族に恩
を仇で返すような生き方はできない、そうでしょう。でもあなたの人生は一度きりであなたのものよ。

ただ願い、あるいは諦めたとしてもあなたは幸運を約束された物語のお姫様じゃないわ。願いを叶えるのはい
つだって自分自身の力よ。

これはきっとあなたを後押ししてくれるわ。」

ペンダントを優しい眼差しで眺めたあと、絵描きのお婆さんは彼女の手にそれを握らせました。彼女は驚きつ
つも、ペンダントをそっと握ります。その目には少し迷いが見えるものの、とても透き通った目をしていました。

「私は……いえ、ありがとうございます。」

彼女は深く一礼すると、ペンダントと絵を大切そうに抱きしめ、くるりと向きを変えると急ぎ足で絵描きの元
を去りました。

絵描きのお婆さんはそんな彼女の後ろ姿を笑顔で見送ると、胸元から一枚の古びた紙を広げて、懐かしそうに
目を細めます。お婆さんはそのまま空気に馴染むように、その場から消えていきました。

「さぁ、次はあなたの番よ。」

作品について

モチーフについての詳しい説明は旅の絵描きが全て教えてくれた通りです。

私が辛いとき、苦しいとき、挫けそうなとき、背中を押してくれたのがいつも身につけているお守り代わりの
ジュエリーでした。ジュエリーは身につけている限り、いつまでも自分を守ってくれるものだと私は信じていま
す。

自由な羽が心を下から押し上げ高い所へ自由に連れて行ってくれるように、心はもっと自由でいいのだという
メッセージを込めました。

作品名の”Up to Heart”ですが、“Up to you.”(あなた次第)というニュアンスで捉えて頂きたかったので“the”
は入れておりません。

「あなたの気持ち次第」「心に従って」というメッセージを込めました。

こちらはストーリー上人から人へ渡っている設定なので、どこか一部不完全で時を感じさせる何かが欲しくな
り、ピンクの石だけは少し傷が多めのものを選んでおります。予めご了承をお願い致します。


Clear lotus wing

¥65,000(税込) 残り1点

  • ホワイトトパーズ
  • 縦:約2.3cm(丸カン含む) 横:約2.3cm
  • 地金:18KWG
  • 制作地:スリランカ
  • 商品番号:0318070002

※こちらトップのみの商品となっております。

※製品の性質上、小傷・内包物が認められる場合がございますので、予めご了承下さい。

※こちらは送料無料となっております。

※ストーリーはフィクションであり実在する人物、地域は関係ございません。

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ホワイトトパーズの輝きが綺麗なペンダント、クリアロータスウィング
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ストーリー

デロルト山脈を越えた先、年中通して銀化粧された世界『ユテル地域』がある。

その中央に存在する大きな湖は、氷や冬の精霊の故郷なのだ。

山脈のふもとの木々が赤く色づき始めると、精霊たちが生まれる時期になる。

大きな凍りついた湖畔一面に、透明な蓮の花『クリアロータス』のつぼみが現れるのだ。

そのつぼみは1週間ほどで開花し、花弁から氷の妖精が姿を現す。その時妖精を包み込んでいた光のベールが
散り散りになり、小さな球体となって飛んでいく。それらが冬の精霊だ。

彼らは冷たい風と共に訪れた地域に冬を運ぶ。花弁の中にいる氷の妖精たちは、冬の精霊を見届けると美しい
羽を広げて飛び回る。あるものはそこに留まり、あるものはどこか遠い地を目指す。

妖精という種族は気まぐれなのだ。

役目を終えたクリアロータスは強力な氷の加護をもつ。多くの魔術師や錬金術師、知識を探求する者たちには
非常に珍しく、価値あるものなのだ。クリアロータスに特殊な術式を用いて魔力を注ぎ込むと、結晶化す
る性質がある。それらを使い刀鍛冶は氷の剣を打ち、錬金術師はアミュレットや秘薬の材料とする。

ユテル地域は極寒の地であるため氷、または炎の加護がなければ踏み込むのは難しい。故にその地に住まう種
族や精霊、環境についてはまだ多くの謎が残されている。

――――記録者ルハイド・ダルセンの文献より。

デロルト山脈を越えた先、年中通して銀化粧された世界『ユテル地域』がある。

その中央に存在する大きな湖は、氷や冬の精霊の故郷なのだ。

山脈のふもとの木々が赤く色づき始めると、精霊たちが生まれる時期になる。

大きな凍りついた湖畔一面に、透明な蓮の花『クリアロータス』のつぼみが現れるのだ。

そのつぼみは1週間ほどで開花し、花弁から氷の妖精が姿を現す。その時妖精を包み込んでいた光のベールが
散り散りになり、小さな球体となって飛んでいく。それらが冬の精霊だ。

彼らは冷たい風と共に訪れた地域に冬を運ぶ。花弁の中にいる氷の妖精たちは、冬の精霊を見届けると美しい
羽を広げて飛び回る。あるものはそこに留まり、あるものはどこか遠い地を目指す。

妖精という種族は気まぐれなのだ。

役目を終えたクリアロータスは強力な氷の加護をもつ。多くの魔術師や錬金術師、知識を探求する者たちには
非常に珍しく、価値あるものなのだ。クリアロータスに特殊な術式を用いて魔力を注ぎ込むと、結晶化す
る性質がある。それらを使い刀鍛冶は氷の剣を打ち、錬金術師はアミュレットや秘薬の材料とする。

ユテル地域は極寒の地であるため氷、または炎の加護がなければ踏み込むのは難しい。故にその地に住まう種
族や精霊、環境についてはまだ多くの謎が残されている。

――――記録者ルハイド・ダルセンの文献より。

作品について

こちらの作品は、クリアロータスの結晶を用いて作成した氷の加護が得られるアミュレットをモデルとして作
りました。左右の羽は氷の妖精をイメージしつつ、クリアロータスのモチーフにしています。

このストーリーは他とは少し変わっていて、記録者の文献を読むという立場にご自身を置いて頂き、実際に身
につけて頂くことで、自分自身もその不思議な世界の一人という軽い没入感を味わって頂ければ嬉しいです。


Aqua Lanthanum

¥110,000(税込) 残り1点

  • 天然石 ブルートパーズ、サファイア、パール、アクアマリン
  • キュービックジルコニア
  • 縦:約4.8mm(丸カン含む) 横:約2.2mm
  • 地金:18KWG(18金ホワイトゴールド)
  • 制作地:スリランカ
  • 商品番号:0318070004

※こちらトップのみの商品となっております。

※製品の性質上、小傷・内包物が認められる場合がございますので、予めご了承下さい。

※こちらは送料無料となっております。

※ストーリーはフィクションであり実在する人物、地域は関係ございません。

※現在の支払い方法はカード決済のみ、
PayPal(ペイパル)を採用しています。

※海外への発送は対応しておりません。

※International shipping is not available.

※返信は手動にて行う為、お時間頂く場合がございます。

ブルートパーズが美しく輝くペンダント、アクアランタン
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ストーリー

陸には陸の歴史があるように、海には海の歴史が存在するのだ。とある海と陸の王国間にて同盟協定が結ばれ
たのは遥か昔の話だ。相容れぬ世界の歴史が初めて交わった瞬間でもあった。

その際友好の証として、海と陸の錬金術師や魔道士達が共同で生み出したものがアクアランタンなのである。これを使用する事により陸の者は海の中でも呼吸が可能になり、海の者は陸においても呼吸が可能になる。各々が異なった環境に適応できるようになる優れものだ。

アクアは水の意を持ち、ランタンは暗闇を明るく照らしてくれる陸の道具だ。

海と陸、双方に関わりの深い単語を合わせて名付けられたそれは、長い歴史の中で人々の手によって成長を繰
り返し、強い水の加護を持つアミュレットへと変化を遂げた。

大昔は水の術式を中に閉じ込め、ランタンの力で永続的に発動させるものであった。しかしいつまでも腰に下
げておくには邪魔だと感じる者も多く、結果今のようなアミュレットとなった訳だ。

そこまで話すとお師匠様はふうと息を吐いて椅子に腰かけ直した。お師匠様はアクアランタンを作った魔道士
のうちの一人だったと語った。お師匠様の元で魔道を極めるようになり数年経つが、初めて知る事実に驚きを隠
せなかった。

「お前は更なる修行の旅に出る。そのような時に何を今更いう顔をしているな。なに、大した理由ではない。儂が与えたアクアランタンをとても大切にしていたからだ。語るにも少々気恥ずかしい事だが、あの頃を知っ
ている友人知人も少なくなってきた。儂もいつ消えるかわからない命ゆえ、愛弟子の記憶に残しておくのも悪く
はないだろう。お前の師は偉大な功績を残している。そしてお前はその愛弟子なのだ、もっと胸を張るがいい。」

強くまっすぐな目で見つめられ、私も見つめ返し背筋を伸ばした。お師匠様の元を離れての旅に酷く不安を抱
いていたことはとうに見抜かれていたらしい。師の瞳に背中を押されるように私は前を向き、果てのない道を歩
き出したのだ。

陸には陸の歴史があるように、海には海の歴史が存在するのだ。とある海と陸の王国間にて同盟協定が結ばれ
たのは遥か昔の話だ。相容れぬ世界の歴史が初めて交わった瞬間でもあった。

その際友好の証として、海と陸の錬金術師や魔道士達が共同で生み出したものがアクアランタンなのである。

これを使用する事により陸の者は海の中でも呼吸が可能になり、海の者は陸においても呼吸が可能になる。

各々が異なった環境に適応できるようになる優れものだ。

アクアは水の意を持ち、ランタンは暗闇を明るく照らしてくれる陸の道具だ。

海と陸、双方に関わりの深い単語を合わせて名付けられたそれは、長い歴史の中で人々の手によって成長を繰
り返し、強い水の加護を持つアミュレットへと変化を遂げた。

大昔は水の術式を中に閉じ込め、ランタンの力で永続的に発動させるものであった。しかしいつまでも腰に下
げておくには邪魔だと感じる者も多く、結果今のようなアミュレットとなった訳だ。

そこまで話すとお師匠様はふうと息を吐いて椅子に腰かけ直した。お師匠様はアクアランタンを作った魔道士
のうちの一人だったと語った。お師匠様の元で魔道を極めるようになり数年経つが、初めて知る事実に驚きを隠
せなかった。

「お前は更なる修行の旅に出る。そのような時に何を今更いう顔をしているな。なに、大した理由ではない。

儂が与えたアクアランタンをとても大切にしていたからだ。語るにも少々気恥ずかしい事だが、あの頃を知っ
ている友人知人も少なくなってきた。儂もいつ消えるかわからない命ゆえ、愛弟子の記憶に残しておくのも悪く
はないだろう。お前の師は偉大な功績を残している。そしてお前はその愛弟子なのだ、もっと胸を張るがいい。」

強くまっすぐな目で見つめられ、私も見つめ返し背筋を伸ばした。お師匠様の元を離れての旅に酷く不安を抱
いていたことはとうに見抜かれていたらしい。師の瞳に背中を押されるように私は前を向き、果てのない道を歩
き出したのだ。

作品について

陸と海の友好の象徴であり、強い水の加護を秘めているアクアランタンを作りました。

波の躍動感、水しぶきはパールで表現しつつ、なめらかな曲線で水の優しさを表現しています。

中央にあるブルートパーズを青い炎のように見立てて、周りを少し囲むことでランタンらしさを残しています。

全作品の中で一番初めにデザインをしたのは実はこちらになります。

描き上げたときは幻想的な世界の一部を引っ張ってきたような感覚で、思わず強く感動してしまいました。

荒削りではありますが、私らしさが一番滲み出ている作品と言っても過言ではありません。

是非お手に取って楽しんで頂けたらと思います。


"All for you."

¥75,000(税込) 残り1点

  • 天然石 パール、サファイア、ルビー、色石メレMIX
  • 縦:約8.0cm(丸カン含む) 横:約2.4cm
  • 地金:18KWG(18金ホワイトゴールド)
  • 制作地:スリランカ
  • 商品番号:0318070003

※こちらトップのみの商品となっております。

※製品の性質上、小傷・内包物が認められる場合がございますので、予めご了承下さい。

※こちらは送料無料となっております。

※ストーリーはフィクションであり実在する人物、地域は関係ございません。

※現在の支払い方法はカード決済のみ、
PayPal(ペイパル)を採用しています。

※海外への発送は対応しておりません。

※International shipping is not available.

※返信は手動にて行う為、お時間頂く場合がございます。

天然パールが綺麗なブローチ、オールフォーユー
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ストーリー

遠い世界の昔々、人魚の青年アルテオと人間の女の子オリヴィアは出会い恋に落ちました。

しかし人魚は半不老不死、人間はわずか数十年しか生きる事が出来ません。それでも構わないと二人は逢瀬を
重ね、そのたびにお互いを想い惹かれ合う気持ちは深くなっていきました。

月日は流れ、杖を突くようになったオリヴィアはもう長くない事をアルテオに伝えます。

「旅立つその日まで、貴方に逢いにくるわ。」

それを聞いたアルテオは耐えられませんでした。海に住まうウミガメの姿をした賢者に助けを乞いますが、賢
者は険しい顔をします。

『生き物のあり方を変えてはいけない。』と賢者は断りましたがアルテオは諦めません。アルテオの強い意思
と深い愛に痛ましさすら覚えた賢者は、重い口を開きました。

「100年に1度、北の海の果て、海の神が夜明けと共に1日眠りにつくのだ。海深く眠る神の寝息が真珠を象り
海面へ昇って行く。それらは海面から顔を出すとただの泡となり消えてしまう。

海面から顔を出す前、太陽の光を一番浴びる時、その真珠を飲めば人魚になれる。ただし二度と人間には戻れ
ず、半不老不死の体で長い時の中を生きることになる。それは人間として生まれた彼女の理を乱す事となってしまう……まさに禁忌なのだ。」

その100年に1度が明日なのだと聞いたアルテオは、すぐさま北の海の果てを目指しました。

尾ひれがちぎれそうになるほど休まず泳ぎ続け、とうとう北の海の果てにたどり着いたのです。

魔法の力でどうにか氷の中に真珠を閉じ込め、持ち帰ることに成功しました。

以前よりも目に見えて弱っているオリヴィアに、氷に覆われた神の寝息を差し出しながら全てを説明します。
本当は不安でたまりません、傍に居て欲しいと願うのは自分の勝手な想いだとよく理解しているのです。オリヴィアはこれまで一度たりともアルテオに「人魚になりたい。」などと述べたことはないのですから。

今までのすべてを聞いたオリヴィアは静かに涙をこぼし、それを見たアルテオは深く後悔しました。

身勝手な願いで彼女を困らせた上に、泣かせてしまった己を深く恥じます。

「お願いだ、どうか泣かないでおくれオリヴィア……私が愚かだったのだ。君が涙を流すのなら私は人間として
の君の死も受け入れよう。」

そう言って抱きすくめますが、オリヴィアは静かに首を振ります。

「貴方と共にあれる人魚になりたい、それを言葉にしてしまえば貴方を困らせてしまうわ。わたしが旅立った後
も、優しい貴方ならきっと私の言葉が呪いになり、心の枷にしてしまう。そう思うととても人魚になりたいだな
んて、言えなかったの。」

オリヴィアは涙をぬぐい、神の寝息が閉じ込められた氷をアルテオから受け取ると、そっと口づけて願うよう
に言いました。

「人間の理から外れようとしている私を、海の神は受け入れてくれるかしら。」

オリヴィアはためらわず、新しい生を眩しい笑顔で呑みこみました。

遠い世界の昔々、人魚の青年アルテオと人間の女の子オリヴィアは出会い恋に落ちました。

しかし人魚は半不老不死、人間はわずか数十年しか生きる事が出来ません。それでも構わないと二人は逢瀬を
重ね、そのたびにお互いを想い惹かれ合う気持ちは深くなっていきました。

月日は流れ、杖を突くようになったオリヴィアはもう長くない事をアルテオに伝えます。

「旅立つその日まで、貴方に逢いにくるわ。」

それを聞いたアルテオは耐えられませんでした。海に住まうウミガメの姿をした賢者に助けを乞いますが、賢
者は険しい顔をします。

『生き物のあり方を変えてはいけない。』と賢者は断りましたがアルテオは諦めません。アルテオの強い意思
と深い愛に痛ましさすら覚えた賢者は、重い口を開きました。

「100年に1度、北の海の果て、海の神が夜明けと共に1日眠りにつくのだ。海深く眠る神の寝息が真珠を象り
海面へ昇って行く。それらは海面から顔を出すとただの泡となり消えてしまう。

海面から顔を出す前、太陽の光を一番浴びる時、その真珠を飲めば人魚になれる。ただし二度と人間には戻れ
ず、半不老不死の体で長い時の中を生きることになる。

それは人間として生まれた彼女の理を乱す事となってしまう……まさに禁忌なのだ。」

その100年に1度が明日なのだと聞いたアルテオは、すぐさま北の海の果てを目指しました。

尾ひれがちぎれそうになるほど休まず泳ぎ続け、とうとう北の海の果てにたどり着いたのです。

魔法の力でどうにか氷の中に真珠を閉じ込め、持ち帰ることに成功しました。

以前よりも目に見えて弱っているオリヴィアに、氷に覆われた神の寝息を差し出しながら全てを説明します。
本当は不安でたまりません、傍に居て欲しいと願うのは自分の勝手な想いだとよく理解しているのです。

オリヴィアはこれまで一度たりともアルテオに「人魚になりたい。」などと述べたことはないのですから。

今までのすべてを聞いたオリヴィアは静かに涙をこぼし、それを見たアルテオは深く後悔しました。

身勝手な願いで彼女を困らせた上に、泣かせてしまった己を深く恥じます。

「お願いだ、どうか泣かないでおくれオリヴィア……私が愚かだったのだ。君が涙を流すのなら私は人間として
の君の死も受け入れよう。」

そう言って抱きすくめますが、オリヴィアは静かに首を振ります。

「貴方と共にあれる人魚になりたい、それを言葉にしてしまえば貴方を困らせてしまうわ。わたしが旅立った後
も、優しい貴方ならきっと私の言葉が呪いになり、心の枷にしてしまう。そう思うととても人魚になりたいだな
んて、言えなかったの。」

オリヴィアは涙をぬぐい、神の寝息が閉じ込められた氷をアルテオから受け取ると、そっと口づけて願うよう
に言いました。

「人間の理から外れようとしている私を、海の神は受け入れてくれるかしら。」

オリヴィアはためらわず、新しい生を眩しい笑顔で呑みこみました。

作品について

こちらの作品はストーリーのその後の物語です。

人間の足が泡に包まれ人魚の尾ひれに変わっていく瞬間を象りました。

縁をなぞる石のラインは、地上と海の垣根を越えて一つになろうとする二つの愛、二人の心です。

「人魚」「泡」というモチーフは悲劇を連想させてしまいがちですが、こちらの物語では泡に包まれた彼女は
生まれ変わり、新たな物語への始まりを表しています。

何も知らなければ泡になって消えていく悲劇の瞬間ですが、物語を知っていれば幸せな結末だと分かります。
あなたがストーリーを読む前と後で印象が変わっていれば、この作品はその時改めて完成するのです。